UI/UXデザイナーのごんどうです!
約1年の制作期間を終え、9/11にイーストコーポレートサイトがリニューアルしました!今回はWeb制作のプロジェクトメンバーの目線で、 リニューアルの背景やポイントについてご紹介致します。
旧コーポレートサイトの課題
メニューが複数ありユーザーが迷う
イーストは、教育コンテンツや外字製品の販売、アプリケーション開発、デジタルドキュメント開発、UI/UXデザインなど事業が多岐にわたります。 それらの情報を1つのサイトにまとめているためメニューが複数あり、ユーザーが迷う原因を作っていました。
カラールールがなく、サイト全体に統一感がない
カラールールやデザインシステムがなく、継ぎ足しで変更を加えていった結果、ごちゃごちゃとしたサイトになってしまいました・・・。 またトップページでは情報の優先度が設計されていないので、記事など重要語の低い項目が広く面積をとっている状態です。
リニューアル内容
製品とサービスを区分けした情報設計
これまでトップページのメニューは区分けされておらず、全部出ている状態でした・・・。 そこで!複数の事業をいくつかのグループでまとめ、トップページをシンプルに出来ないかと考えました。 それが「製品」と「サービス」の2つのグループです。
・製品=外字製品やPDF製品あどイーストが権利を持つ製品の販売事業
・サービス=システム開発やUI/UXデザインなど、製品販売以外の事業
製品販売をサービスの一部と定義することも出来ますが、自社事業をグループ分けするならこの2つという結論に至りました。
コーポレートカラー設定
イーストには明確なコーポレートカラーが定義されていませんでした。そこで、ある1色をコーポレートカラーに設定し色調を統一することで、サイト内のごちゃごちゃ感を解消しました。このカラーは創業当初より使用していた会社ロゴのネイビー色を、現代的な明るさにアップデートしたものを設定しています。
プロジェクトメンバーより
制作進行及びコンテンツ移行を担当した近藤です。
旧コーポレートサイトの課題でも挙げられていたようにイーストは様々な事業を行っているため、どのように情報を見せるかが長年の課題でした。そのためプロジェクトスタート時にはまずデザイナーとしっかり打ち合わせを行い情報整理を進めました。
イーストではリニューアル前から統合型CMSであるSitecoreを使ったサイト構築・運用を行ってきましたが、今回のリニューアルでは新たにSXA(Sitecore Experience Accelerator)という機能を使ってコンポートネントを組み合わせる形でコンテンツを作成しました。従来のページ作成とは手順が異なる部分があるため作業開始時には戸惑いもありましたが、作業を進めるにつれてスムーズにページ作成を行うことが出来るようになりました。
また今回遅ればせながらようやくレスポンシブ対応を行いましたが、コンテンツ移行後の確認の時間がとれず、リリース直前まで調整を行うなど苦労した場面もありました。
サイト公開には至ったものの、まだ課題は残っているため引き続き改良を行い、より見やすいサイトを目指します。
まとめ
課題になっていた「メニューが複数ありユーザーが迷う」「統一感の無さ」を改善するため、本当にたくさんの人にご協力を頂きました。この場を借りてお礼を言わせてください。 皆様本当にありがとうございました!
自社サイトリニューアルを検討中の皆様へ
これまでは社外のお客様からの依頼を受けてWebサイトやアプリ制作をすることがほとんどでしたが、自社サイトのリニューアルを通して、社内での調整の大変さも実感しました。 今回の経験を踏まえて、微力ながらアドバイス出来ることもあると思います。サイトリニューアルでお悩みなどございましたら、お気軽にご相談ください。 お待ちしております。