
こんにちは!事業推進チームです。
皆さま、Power BIのテーブルやマトリックスで列の幅調整に苦戦したことありませんか!?
まさに我々のチームも日々BIのレポートを作成しておりますが、列の幅に関しては今まで細かい設定ができず、手動で調整をしなければならないことも多くありました。
そんな痒いところに手が届くアップデートが2025年11月に行われましたので、早速ご紹介をしていきたいと思います!
■従来のマトリックスの使い勝手

年月ごとの売上を運送会社名別に表記をしてみました。
ご覧頂いて分かる通り、列ヘッダーが2行になってしまっています。
従来はこのように、列の幅調整という観点で地味な修正作業が入ることが多く、またグラフを修正するたびに何度も幅の微調整を手動でやらなければならないこともあり、苦戦した方もいらっしゃるのではないでしょうか。

また、上記のようにスライサーなどでデータを絞り込んだ際は当然マトリックスのデータも絞り込まれますが、表示される幅が狭くなるため、枠に比べて表示が小さくなってしまうため、幅の自動調整などできないのかな・・・・と常々感じていたところ
遂にアップデートにより、一気に解消されることになりました。
それでは実際に試していきましょう!
■列の幅の自動調整機能

使用方法はとても簡単です。
マトリックスを選択し、視覚化メニューから書式設定のメニューを開きます。
そして列見出し⇒オプション⇒幅の自動サイズ調整をオンにして下さい。
これで、自動で幅調整をしてくれるようになりました。

さらに、サイズ変更動作を「コンテンツに合わせる」でなく、「サイズに合わせて拡大」にしてみましょう。
そして期間を半年分にフィルタリングしてみます。すると…

絞り込んだ期間で最大の幅になるように自動で調整してくれるようになりました!
どうしてもマトリックスの最大幅がフィルタリングのたびに変わってしまうと、どこで切れているのかなども分かり辛くなってしまったりするのでレポートを閲覧する人にとっても、マトリックスが小さくなったり大きくなるのではなく、最大幅に合わせて拡大してくれるという点は非常に見やすいですよね。
ただ一点、表示する列が増えても縮小は自動で行ってくれないので、従来通りスライダーでスクロールするか、1画面に収まるように列の表示数やフォントを調整しながら配置して頂くと、より見やすいレポートになるでしょう。
■まとめ

今回は、2025年11月に新たに追加された幅の自動調整についてご紹介しました。
ご紹介したように、痒いところに手が届くとても使える機能ですので、是非使ってみてくださいね。
Power BIでは、毎月のように細かいアップデートが追加されますので、実用的なものは今後もどんどんご紹介させて頂きます。
イーストでは、Microsoft認定のデータアナリストが皆様のPower BI導入・内製化の課題解決を手助け致します。是非お気軽にお問合せ下さいませ。
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