皆さんは、「Microsoft Power Platform」をご存じでしょうか。
最近はイースト社内でも、Microsoft Power Platformを利用して業務改善に役立てる事例が増えています。

例えば・・・

■ Power AutomateでMicrosoft TeamsとBacklogを連携し、人事業務を改善
■ Power BIを利用して売上管理を行い、会議資料として活用

このように、さまざまな業務のハブとして利用できるMicrosoft Power Platformを活用し、既存サービスとの連携や業務改善など、お客さまのお役に立つ利用法を今回はご紹介します。

Microsoft Power Platformとは?

Microsoft Power Platformは、業務現場の担当者自らが仕事を効率化できるアプリケーションの開発や、データの入力・蓄積・分析といった用途に活用できるローコード開発プラットフォームです。Microsoft 365、Dynamics 365、Microsoft Azureといったマイクロソフトの各種クラウドサービスはもちろん、他社のクラウドサービスやスタンドアローンシステムと連携した業務アプリケーションを、必要最小限のコーディングだけで開発できるという特長があります。

Microsoft Power Platformは以下の4つのサービスから構成されています。

■ Power Apps

業務現場の効率化に役立つアプリケーションをローコードで開発できるサービスです。Microsoft 365やDynamics 365、各種サービスに接続するアプリケーションを素早く構築できます。

■ Power Automate

よく使うアプリケーションやサービスを接続する自動ワークフローを作成したり、パソコン操作を自動処理したりできるサービスです。ファイルの同期やデータの収集などを自動化できます。

■ Power BI

Excelに似た使い勝手で、データの分析処理や可視化が行えるビジネスインテリジェンス(BI)サービスです。多種多様なデータソースに接続し、見栄えの良いレポートを作成できます。

■ Power Virtual Agents

専門的な知識がなくてもチャットボット(自動応答アプリ)を構築できるサービスです。顧客や従業員などWebサイト利用者からの質問に自動回答するチャットボットを容易に開発できます。

具体的にどんなことができるの?

Microsoft Power Platform は、WebブラウザからMicrosoftアカウントにログインするだけで利用できるクラウドサービスとして提供されています。マイクロソフトの各種クラウドサービス、パッケージソフトとの連携だけでなく、GmailやGoogle Drive、Twitterといった他社クラウドサービスと連携するためのコネクターやテンプレートも数多く用意されています。

これまでにOfficeアプリケーションを利用した経験があれば、同様の操作性でアプリケーション開発作業のほとんどが実行できます。例えばExcelやPowerPointと同じように、画面上で必要な機能をドラッグ&ドロップで配置するだけで、データを収集・集計した結果を表示するようなアプリケーションが出来上がります。

「イースト×Microsoft Power Platform」でできること

Microsoft Power Platformは基本的に、業務現場で働くユーザー自身がアプリケーションを作成できるように設計されたローコード開発プラットフォームです。しかしながら、システム開発がまったく未経験のユーザーが自由自在に簡単に使いこなせるほど、ハードルが低いわけではありません。

イーストは「Microsoft Power Platformを活用して業務を効率化するアプリケーションを開発したいけれども、社内にスキルを持った人材がいない」といったお客さまを支援する受託開発サービスを提供しています。

■ Microsoft Power Platformでできる業務改善

イーストではMicrosoft Power Platformを活用し、Microsoft 365をはじめとする各種クラウドサービスと連携した以下のような業務改善に役立つアプリケーションをお客さまに提案しています。

・Microsoft TeamsとPower Automateを使った稟議書/契約書の確認フロー
・Power Appsを使った営業日報アプリケーション
・Power AutomateとPower Virtual Agentsを使った書類提出通知サービス

■ イースト製品との連携によるアプリケーション

既存のイースト製品とMicrosoft Power Platformを組み合わせて、より便利に使えるようにする例を紹介します。

イーストは基幹システムや業務システムで使用されているデータベースに直接接続し、そこに蓄積されているデータを簡単な操作で検索・更新できる「SkyLink」というツールを提供しています。このSkyLinkとPower Platformを組み合わせることにより、以下のような使い方が可能になります。

① SkyLinkから必要なデータを抽出してExcelファイル(CSV)としてSharePointストレージに自動保存するワークフローをPower Automateで作成



② SharePointストレージに保存したデータを分析・可視化する画面をPower BIで作成



③ Power BIの画面をMicrosoft Teamsで社内共有するアプリケーションをPower Appsで作成

カスタマイズ開発もお任せください!

イーストは1985年の創業以来、Windowsをはじめとするマイクロソフト製品を中心にソフトウェア開発事業を展開してきました。社内にはマイクロソフト製品に精通した豊富な知見を有するエンジニアが多数在籍し、お客さまのご要望に沿ったアプリケーションの受託開発を行っています。

Microsoft Power Platformの導入を検討しているものの、ローコードの枠を超えたカスタマイズが必要なアプリケーション、他システムと高度に連携したアプリケーションの開発でお困りのお客さまは、ぜひイーストにお問い合わせください。

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