Adobe製のPDF処理を使った開発用ライブラリ「Adobe PDF Library」は、日本を含むグローバルなエンタープライズ環境で、長年にわたって多くの導入実績を持っています。
そのAdobe PDF Libraryの開発環境として、新たに .NET Coreがサポートされました。今回はそのご紹介をいたします。

.NETと.NET Core

.NETとは、Microsoftによって開発され2002年にリリースされたWindows用開発プラットフォームです。.NET開発に使用される最も一般的な言語はC#であるため、.NETおよびVisual Studio統合開発環境( IDE)自体には、Windowsフォームアプリケーション、コンソールアプリケーション、クラスライブラリ、ASP .NET、WPF、WCFなどが含まれます。今日、.NETはWindows開発環境として非常に人気があります。

では、.NET Coreとは何でしょうか。これは次世代の .NET開発プラットフォームです。これは .NET Frameworkの後継で、オープンソースとして公開されています。.NET Coreの最大の利点は、LinuxとMacで動作するため、たとえばC#などの .NET言語を使用したクロスプラットフォーム開発が可能になることです。.NET Coreは、v2.0、v3.0のようにバージョンを重ねるとともにパフォーマンスが向上しており、開発者から多くの関心が寄せられています。

.NET CoreでAdobe PDF Library を使うメリット

現在、Adobe PDF Libraryの最新バージョンでは、.NET Core 3.1のクラスライブラリが提供されています。これにより、ユーザーは例えばLinuxで.NETアプリケーションを開発し、WindowsまたはMacで動作させることができます。同様に、ユーザーはMacでアプリケーションを作成して、LinuxまたはWindowsで動作させること、そしてWindowsでアプリケーションを作成して、MacまたはLinuxで動作することを確認できます。ユーザーは、Windows、Linux、またはMacで動作する1つのアプリケーションで.NETインターフェイスのシンプルさを使用して、Adobe PDF Libraryの実績のある機能を活用できるようになりました!

Adobe PDF Libraryに付属する .NET Coreライブラリには、新しい .NET Coreサンプルアプリケーションと関連する新しいドキュメントが付属しています。是非、.NET Coreを使用してAdobe PDF Libraryの機能をお試しください。
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