こんにちは。事業推進チームです。

データベース検索・更新ツールSkyLinkは、通常データベースに接続してデータの検索を行いますが、接続するデータベースによってはデータベース関数(SQL関数)と呼ばれる、あるまとまった処理を簡単に実行する仕組みが用意されています。

前回前々回は日付に関する関数の紹介でしたが、今回は文字列についての関数です。

STUFF関数

構文

STUFF ( character_expression , start , length , replace_with_expression )

STUFF 関数では、文字列が別の文字列に挿入されます。 まず、1 番目の文字列の指定された開始位置から指定された長さの文字を削除し、次に、2 番目の文字列を 1 番目の文字列の指定された開始位置に挿入します。

Microsoft Learn STUFF (Transact-SQL)

例えば

STUFF('あいうえお', 3, 2, 'abc')

このような場合、最初の文字列”あいうえお”の3文字目から2文字削除してそこに2番目の文字列が入るので、”あいabcお”という文字列になります。

使用例

社内会議やお客様へ提出するリストなどで情報は必要だけどセキュリティなどの点も踏まえて正確に全ては見せたくない、という場合もあるかと思います。

SkyLinkでは抽出項目に含めないようにして見せないことは可能ですが、そこに項目は存在しているが単に文字を隠したいということもあります。

そういった場合は、STUFF関数を使って一部の文字を別の文字として表示することが可能です。

以下の例は、社員名の1文字目から3文字分を'×'文字に、フリガナの1文字目から5文字分を'〇'に変換したものです。




STUFFと似た関数でREPLACEという関数もあります。こちらは対象の文字列内の指定した文字を別の文字に置き換えるという関数です。
用途によって使い分けることで、業務を効率的に行えるでしょう。

Microsoft Learn REPLACE (Transact-SQL)

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