人名外字シリーズとは

イーストが開発し販売している「人名外字1500/PROシリーズ」(以下、人名外字と呼びます)は、人名専用の外字を約1500文字または1800文字収録した外字フォント製品です。

通常のパソコンで表示できない、人名用の異体字を数多く収録していますので、人事や総務、学校業務、サービス業などなど、多くの人名を扱う業務に活用いただいています。 人名外字は、製品をインストールするだけでOffice製品や各種のアプリケーションから使えるようになります。

人名外字の使い方

人名外字は、Windows用の「外字フォント」というジャンルの製品です。Windowsのフォントや外字の仕組みを使った製品なので、使いたいパソコンそのものにインストールして入れる必要があります。

人名外字を使って作成した文書ファイルなども、基本的には人名外字を入れていないパソコンでは文字化けしてしまい、正しく表示することができません(文書をPDFや画像にした場合を除きます)。

では、学校や企業、団体内で共通環境として使いたい場合はどうしたらよいでしょうか。通常その場合は、人名外字を使いたい全てのパソコンにインストールすることで、文字化けなどが発生しない、共通の環境として便利に使えるようになります。

インストールしなくても使える?

上記の通り、通常はフォント・外字というものは各パソコンにインストールしないと使えないものですが、実はインストールしなくても使う方法があります。それは以前ブログでもご紹介しました「Webフォント」という仕組みです。

Webフォントは、一般的なフォントの仕組みとは違い、閲覧側のパソコンにそのフォントが入っていなくても、Webサイトの提供側=サーバーにフォントがあれば、そのサイトを閲覧するパソコンでフォントを表示できるというわけです。 人名外字のような外字フォントも、通常のフォントと同じく、Webフォント化することで、Webサーバーで使えるようになります。



しかし、ここで一つ問題があります。 人名外字は、製品としては1台のパソコンのみで使うことを想定しているため、ライセンス許諾上、Webフォントでの使用は認めていません。1つのサーバーに入れるだけで、多数の人が使えることになってしまうためです。

サーバーライセンスとは



そこでイーストでは「サーバーライセンス」というライセンス製品を用意しました。こちらをご契約いただき、Webフォントとしてご利用いただくことで、人名外字をWebサーバー上でも使うことができるようになりました。

人名外字のサーバーライセンスには、社内サーバーで使うための「イントラプラン」や、インターネット経由で使うための「Webプラン」があります。更に人名外字を表示・使用するクライアントの数によってもプランが分かれています。ご契約時にお客様の環境に合った最適なプランをお選びいただけます。

まとめ

Webフォントのご利用方法や環境は、お客様によって様々かと思います。イーストでは、ご利用環境やクライアントの規模、ご利用方法に応じて、人名外字サーバーライセンスのご提案をさせていただきます。 「こんな使い方なんだけど契約できる?」とか「こんな環境だけど何プラン?」などなど、まずはイーストまでお気軽にご相談ください。