こんにちは。事業推進チームです。
顧客管理(CRM)システムと販売データベースが別々に管理されている場合、双方のデータを一元的に検索したいというニーズは多くの企業に共通しています。しかし、システムの統合やデータ連携ツールを導入するとなると、コストや時間がかかるうえ、頻繁に利用しない場合には費用対効果の面で課題が生じることがあります。
そんな時に、SkyLinkは効果的なソリューションとなります。SkyLinkは、複数のデータベースに簡単に接続し、データを横断的に検索できるツールです。CRMがSQL Server、販売データがOracleというように別のデータベースに保存されているケースでも、SkyLinkを使えばデータを効率的に結び付けて活用できます。
SkyLinkを使ったデータ統合手順
1.データベースに接続し検索
SkyLinkを起動し、CRMシステム(SQL Server)と販売データベース(Oracle)に接続。必要なデータを検索し、それぞれの結果をCSVファイルとして保存します(同じフォルダに保存)。
2.データソースの設定
次に、ODBCデータソースアドミニストレーターを使って「Microsoft Text Driver」を指定し、データソースを作成します。データフォルダには、先ほど保存したCSVファイルがあるフォルダを指定します。
データソースの設定手順については、こちらの記事をご参考ください。
3.SkyLinkでデータを結合
SkyLinkを再度起動し、データソースとして「ODBC対応DB」を指定して接続。CSVファイルが表示されたら、必要なデータをドラッグアンドドロップし、顧客IDなど共通の項目で結合。これにより、異なるデータベースのデータを簡単にリンクできます。
4.結果の取得
必要な列を設定して検索を実行。これにより、異なるデータベースからデータを統合した結果一覧を取得できます。
さらに、CSVファイルの代わりにExcelブック形式で出力し、各ワークシートに顧客管理データと販売データを保存することで、Power Queryを活用してそれらを結合し、ピボットテーブルで分析することも可能です。これにより、複数データベースの情報を手軽に一元管理し、効率的な分析が実現します。
まとめ
SkyLinkは、システム統合のコストや時間をかけずに、異なるデータベースを効果的に検索・統合するための柔軟で強力なツールです。
分かりにくい点などありましたらお問い合わせフォームからお気軽にご質問ください。
また機能制限が無く動作をお試しいただける体験版のご用意もございます。こちらもお問い合わせフォームからお声がけください。