企業のデジタル文書管理は年々進化し、扱うデータもより複雑かつ高度になっています。そうした中で、スケーラブルなPDF処理やセキュアなPDF APIのニーズが高まっています。

このような課題に応えるのが、米国Datalogics社が提供する「pdfRest API Toolkit Container」というエンタープライズ向けPDFソリューションです。

今回はその「pdfRest API Toolkit Container」の特長を紹介いたします。

 

自社環境でフルコントロールできるPDF APIツール

pdfRest API Toolkit Containerは、Adobe PDF Libraryをベースにした自己ホスト型PDF APIです。オンプレミスでもクラウドでも、自社のインフラに合わせて柔軟に導入できるのが大きな特長です。セキュリティ要件に対応したPDF処理が可能で、特に機密文書の管理や法令遵守が求められる業務にも最適です。

DockerやKubernetesといったコンテナ技術に対応しており、マイクロサービスアーキテクチャとの親和性も高く、既存システムへの統合もスムーズです。

 

REST APIで実現する多機能なPDF操作

pdfRest API Toolkit Containerでは、以下のようなPDF操作機能をREST API経由で簡単に実行できます。

  • Wordや画像ファイルからのPDF変換
  • ファイルサイズの圧縮・最適化
  • ページの抽出・結合・編集
  • メタデータの確認・編集
  • パスワード保護や暗号化などのPDFセキュリティ設定

これらの機能は、JavaScriptやPythonなどの主要プログラミング言語から呼び出せるため、開発者にとって扱いやすいAPI設計になっています。

 

DevOpsやCI/CDにも対応したPDF自動処理

pdfRest API Toolkit Containerは、コンテナベースで提供されているため、CI/CDパイプラインへの組み込みも容易です。テストやデプロイの自動化プロセスの中でPDF処理を自動化することで、開発効率と品質の両立が可能になります。

また、Kubernetesなどのオーケストレーションツールと組み合わせれば、処理負荷に応じてスケールアウトも自在。大量のPDF処理にも柔軟に対応できます。

 

大規模業務にも対応する高性能PDFエンジン

数百万件規模の文書を扱うような大規模システムや、厳格なセキュリティ・可用性要件が求められる業務にも対応できる設計です。

将来的な業務拡大にも柔軟に対応できるスケーラブルなPDF処理基盤として活用できます。

 

まとめ:エンタープライズPDF処理の新しい選択肢

「pdfRest API Toolkit Container」は、PDF処理を自社でしっかり管理したい企業にとって、非常に頼れる選択肢です。オンプレミスでもクラウドでも導入でき、セキュリティ・拡張性・パフォーマンスに優れたこのツールは、現代の業務環境にフィットする次世代PDFソリューションです。

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