人名や地名を扱う業務では、「この漢字が出ない」「正しい表記で表示できない」といった悩みがつきものです。特に、自治体システムや顧客管理、申請書類などでは、人名を正確に扱えるかどうかが業務品質に直結します。

そんな人名の悩みを解決するのが、イーストの「人名外字シリーズ」です。インストールするだけで、たくさんの人名用漢字がOffice製品や各種の業務アプリにて使えるようになる製品として、ご好評いただいています。ただ、この製品のライセンスは、基本的にクライアント端末ごとにインストールして利用する形となっており、Webシステムやサーバー側で外字を管理・提供したいケースには、そのままでは利用できません。

そこで活躍するのが、サーバーやWeb環境での利用を可能にする「サーバーライセンス」です。サーバーライセンスは、使い方や利用環境に応じていくつかのプランに分かれており、「どのプランを選べばいいのか分かりにくい」と感じる方も少なくないようです。そこで今回は、実際によくある利用シーンをもとに、ケース別に最適なプランをご紹介します。

 

ケース1:社内サーバーで、外字を含む印刷やPDF作成だけしたい場合

まず多いのが、「外字は帳票やPDFを作るときに使えれば十分」というケースです。

たとえば、社内サーバーで住民通知や申請書、請求書などを自動生成し、完成したPDFや画像、印刷物だけをクライアントに配布する、といった運用です。この場合、外字はサーバーの中だけで使われ、利用者のパソコンにフォントが配布されることはありません。

こうした用途であれば、社内サーバーなら「イントラプランA」、Webサーバー上の処理であれば「WebプランA」、が適しています。「裏側の処理で正しい漢字が使えればいい」そんなシンプルな要件にぴったりのプランです。

   

ケース2:社内システムのWeb画面で外字を使いたい場合

次に多いのが、社内向けのWebシステムで、外字を表示・入力したいケースです。

人事システムや基幹システムなど、社内限定で利用するWeb画面において、従業員が人名外字を含む名前をそのまま扱えるようにしたい、というニーズです。

この場合は、利用者数によって
「イントラプランB(99名以下)」
または
「イントラプランC(100名以上)」
を選択します。

サーバー上の外字フォントが、仕組みを通じてクライアント側に反映され、Web画面上で正しい漢字の表示や入力が可能になります。「社内DXを進めたい」「紙からWebに移行したい」そんなタイミングで検討されることの多いプランです。

  

ケース3:特定の顧客向けWebサービスで外字を使いたい場合

会員制サイトやBtoB向けサービスなど、ログインした特定の顧客だけが利用するWebサービスで外字を使いたい場合もあります。

顧客のパソコンに外字フォントが入っていなくても、Webサービス上で正しい人名を表示・入力できるようにしたい、というケースです。

このような場合には、
「WebプランB(99ユーザー以下)」
または
「WebプランC(100ユーザー以上)」
が適しています。

利用者が「特定可能」であることが条件になりますが、顧客体験の質を高めたいWebサービスでは、非常に重要なポイントになります。

  

ケース4:不特定多数が利用するWebサイトで外字を使いたい場合

さらに、コーポレートサイトや公開Webサービスなど、誰でも閲覧・利用できるWebサイトで外字を使いたい場合もあります。

この場合は、利用者を限定できないため、最上位の「WebプランD」が必要になります。Webを閲覧する不特定多数のブラウザ環境でも外字を正しく扱えるため、公共性の高いサービスや、広く情報を発信するWebサイトに向いています。

  

ケース5:Webだけでなく、OfficeなどクライアントPCでも使いたい場合

最後に、ここまでのケースに加えて、「クライアントPCのOffice文書や他のアプリでも外字を使いたい」というニーズもあることでしょう。

この場合は、サーバーライセンスとは別に、人名外字クライアントライセンスの追加が必要になります。クライアント側に外字フォントをインストールすることで、Webとローカル作業の両方で外字を扱えるようになります。

こちらの場合はご利用になる台数分のクライアントライセンスをお求めください。

   

まとめ:まずは「どう使うか」を整理することが大切

人名外字サーバーライセンスを選ぶ際に大切なのは、どんな環境で使うのかを正確に把握することが重要です。

  • 社内だけで使うのか、インターネット経由なのか
  • 印刷・PDFだけか、Web表示や入力が必要か
  • 利用者は特定できるのか、不特定多数なのか

この3点を整理するだけで、自社に合ったプランは自然と見えてきます。

なお、人名外字シリーズおよびサーバーライセンスには30日間利用できる評価版も用意されているため、「まずは実際に試してみたい」という方にも安心です。

 

「このケースはどのプラン?」と迷った場合は、評価版のご利用や事前相談の活用をおすすめします。ご不明点はイーストまでお気軽にご相談ください。