こんにちは!事業推進チームです。

今回はPower BIでのレポート作成中によく見かける「やってはいけないビジュアル選定例」について取り上げます。

Power BIは自由度が高い分、ビジュアルの選び方を間違えると

  • 作った側は満足している
  • でも、見る側には何も伝わらない

 

というレポートになりがちです。

 

実際、Power BI導入後のご相談で多いのが、

「レポートは作れたが、現場で使われない」

「上司や他部署に意図が伝わらない」

といったお悩みです。

 

こうした課題は、ビジュアル設計の考え方を整理するだけで大きく改善するケースも少なくありません。

「なぜ分かりにくくなるのか」「どうすれば改善できるのか」について考えてみましょう。

 

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NG例1:項目が多いのに円グラフを使ってしまう

【よくあるケース】

  • 商品カテゴリが8〜10個ある
  • 支店別売上を円グラフで表示している

【なぜダメか】

円グラフは「構成比」を直感的に見せるのが得意な反面、項目数が増えると、急激に可読性が落ちます。

  • 色の違いが分かりにくい
  • 凡例とグラフを何度も見比べる必要がある
  • 結局、どれが重要なのか分からない

 

という状態になりがちです。

【改善の考え方】

  • 項目数が多い → ツリーマップ
  • 正確な比較をしたい → 棒グラフ

 

👉 円グラフは 3〜5項目まで が一つの目安です。

 

NG例2:時系列データをすべて棒グラフで表現している

【よくあるケース】

  • 月次売上を1年以上、縦棒グラフで表示
  • 月ごとの差は見えるが、全体の流れが分からない

【なぜダメか】

棒グラフは一点比較には向いていますが、期間が長くなると

「結局、増えているの?減っているの?」

という 全体トレンド が伝わりにくくなります。

【改善の考え方】

  • 流れ・傾向を見せたい → 折れ線グラフ
  • 差異と傾向の両方を見たい → 棒グラフ+移動平均の折れ線

 

👉「単月の比較」なのか「変化の流れ」なのか
まず目的をはっきりさせることが大切です。

 

NG例3:ランキングを縦棒グラフで無理やり見せている

【よくあるケース】

  • 店舗別売上ランキングを縦棒グラフで表示
  • 店舗名が斜め、または省略されている

【なぜダメか】

文字が読みにくいと、見る人は 内容以前にストレス を感じてしまいます。

また、順位の差も視覚的に伝わりづらくなります。

【改善の考え方】

  • ランキング用途 → 横棒グラフ
  • 並び替え(降順)は必ず行う

 

👉人の視線は 上から下、左から右 に自然に動きます。
その流れに逆らわないだけで、理解度は大きく変わります。

 

NG例4:目的が「確認」なのにグラフだけで済ませている

【よくあるケース】

  • 「先月の売上はいくら?」という質問への回答がグラフだけ
  • 正確な数値が確認できない

【なぜダメか】

グラフは傾向を見るのには向いていますが、数値そのものを確認したい場面では不十分です。

【改善の考え方】

  • 数値確認・一覧性重視 → マトリックス
  • 傾向把握 → グラフ
  • 両方必要 → マトリックス+条件付き書式(ヒートマップ)

 

👉「見るレポート」か「使うレポート」かを考えるのがポイントです。

 

NG例5:色を使いすぎて意味が分からなくなっている

【よくあるケース】

  • 棒グラフのカテゴリごとにすべて違う色
  • KPIでも意味のないカラフルな配色

【なぜダメか】

色は非常に強い情報です。
意味を持たせずに使いすぎると、「結局、どこを見ればいいの?」という状態になります。

【改善の考え方】

  • 基本色は 1〜2色 に抑える
  • 強調したい部分だけ色を変える
  • KPIやヒートマップでは、良い/悪いに意味のある色 を使う

 

👉色は「装飾」ではなく 言葉(言語) です。

 

これらのNG例は、知識不足というよりも、「作り手の視点だけでレポートを作ってしまう」ことが原因で起きるケースがほとんどです。

特に、

  • 利用者が複数いる
  • 経営層/現場など見る人が違う
  • 定例会で使われるレポート

 

では、第三者視点での設計が重要になります。

 

イーストでは、Power BIレポートを「誰に・何を伝えるか」という設計段階から整理し、見直し・改善の支援を行っています。

 

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まとめ:失敗の多くは「ビジュアルの目的が曖昧」

今回紹介した「やってはいけない例」に共通しているのは、

「このビジュアルで、何を一番伝えたいのか」

が曖昧なまま作られている点です。

  • トレンドを伝えたいのか 
  • 構成比を理解してほしいのか 
  • 正確な数値を確認したいのか 

 

これを最初に決めるだけで、Power BIのレポートは格段に「伝わる」ものになります。

とはいえ、

✔ 本当に適切なビジュアルか判断できない 

✔ レポートが属人化している 

✔ 作ったが使われていない 

 

といった悩みを一人で解決するのは簡単ではありません。

 

イーストでは、Microsoft認定データアナリストがPower BIの導入から、レポート設計・内製化支援まで一貫してサポートしています。

是非お気軽にご相談下さいませ。

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