〜データの内容と目的に合ったグラフ選定〜

こんにちは!事業推進チームです。

Power BIでレポートを作っていて、
「ちゃんと作ったはずなのに、説明が毎回必要になる」
「見てくれてはいるけど、意図したポイントが伝わらない」
そんな経験はありませんか?

実はその原因、DAXやデータモデルではなく、ビジュアル選びにあることが非常に多いです。

Power BIには多彩なビジュアルが用意されていますが、
「何となく似ているから」「Excelでよく使っていたから」
という理由で選んでしまうと、途端に“分かりづらいレポート”になってしまいます。

※ 実際に、Power BI導入後のご相談では
「レポートは作れたが、現場で使われない」
「上司や他部署に意図が伝わらない」
といったお悩みをよくお聞きします。

こうした課題は、ビジュアル設計の考え方を整理するだけで改善するケースも少なくありません。

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今回は、実務でよくあるシーンを例にしながら、「どんなときに、どのビジュアルを選ぶべきか」をご紹介します。

 

パターン1:売上の推移を伝えたいとき

データ内容:1年間の月ごとの売上金額

選んだビジュアル:折れ線グラフ

 

【なぜ折れ線グラフなのか?】
最初は棒グラフを使っていましたが、月ごとの増減が激しく、
「結局、増えているの?減っているの?」が伝わりにくい状態でした。

 

折れ線グラフに変えたことで、

  • 全体の流れ
  • 右肩上がりかどうか
  • 季節要因による波

 

が一目で分かるようになりました。


将来予測やトレンドの話もしやすくなり、会議での説明もぐっと楽になりました。

📌 こんなときにおすすめ

  • 時系列データ
  • 変化・トレンドを見せたい場合

 

パターン2:商品別の売上構成を把握したいとき

データ内容:10カテゴリーの商品別売上

選んだビジュアル:ツリーマップ

 

【なぜ円グラフではないのか?】
項目数が多く、円グラフだと
「色が多すぎて、どれが重要か分からない」
という状態になっていました。

 

ツリーマップにすることで、

  • 売上の大きい商品が面積で一発表示
  • 自動で並び替えされる
  • 四角の中にラベルが入る

 

といったメリットがあり、
「どの商品が稼ぎ頭か」が直感的に伝わるようになりました。

📌 こんなときにおすすめ

  • 構成比を見せたい
  • 項目数が多い
  • 重要度の優先順位を伝えたい

 

パターン3:支店・店舗をランキングで比較したいとき

データ内容:全国20店舗の売上実績

選んだビジュアル:横棒グラフ

 

【なぜ横向きなのか?】
店舗名が長く、縦棒グラフだとラベルが斜めになって読みにくくなっていました。

 

横棒グラフにすることで、

  • 店舗名が自然に読める
  • 上から下へ視線が流れる
  • 「どこが1位か」が直感的に分かる

 

ランキング形式で見せたい場合、
縦よりも横のほうが情報が素直に入ってきます。

📌 こんなときにおすすめ

  • ランキング比較
  • 項目名が長い
  • 優劣をはっきり見せたい

 

パターン4:今の状況を一瞬で伝えたいとき

データ内容:今月の売上、前年同月比

選んだビジュアル:カード/KPI

 

【なぜグラフを使わないのか?】
会議の冒頭では、「細かい分析」よりも「結局どうなの?」が知りたいケースが多いです。

 

カードやKPIを使うことで、

  • 数値が一瞬で目に入る
  • 達成/未達が色で判断できる

 

まず全体像を押さえてから、
詳細は後続のグラフで説明する構成にできます。

📌 こんなときにおすすめ

  • 経営層・上長向け
  • サマリー表示
  • ダッシュボードの冒頭

 

パターン5:2つの指標の関係を確認したいとき

データ内容:価格と販売数量

選んだビジュアル:散布図

 

【散布図で何が分かる?】
「値下げすれば本当に売れるのか?」
そんな仮説を検証したいときに、散布図は非常に有効です。

  • 相関がありそうか
  • 外れ値はないか
  • 特殊な商品はどれか

 

売上合計だけでは見えないヒントが得られます。

📌 こんなときにおすすめ

  • 相関分析
  • 仮説検証
  • 分析向けレポート

 

パターン6:正確な数値をきちんと確認したいとき

データ内容:部署別・月別売上、前年差

選んだビジュアル:マトリックス

 

分析や確認が目的の場合、グラフよりもマトリックスが向いているケースは多くあります。

 

  • 実績/前年差/率を同時表示
  • ドリルダウンで詳細確認
  • Excelに近い操作感

 

「確認」「検算」「深掘り」には欠かせないビジュアルです。

 

まとめ:ビジュアルは「データ」ではなく「目的」で選ぶ

Power BIのビジュアル選定で大切なのは、何のデータかより、「何を伝えたいか」です。

  • 流れを見せたい → 折れ線
  • 構成を見せたい → ツリーマップ
  • 比較したい → 棒グラフ
  • 現状を伝えたい → カード/KPI
  • 分析したい → 散布図・マトリックス

 

この視点を持つだけで、レポートの「伝わりやすさ」は確実に変わります。

とはいえ、
✔ 本当に適切なビジュアルか判断できない
✔ レポートが属人化している
✔ 作ったが使われていない

といった悩みを一人で解決するのは簡単ではありません。

イーストでは、Microsoft認定データアナリストがPower BIの導入から、レポート設計・内製化支援まで一貫してサポートしています。

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