「売上データを確認したい」

「特定顧客の情報を見たい」

「在庫状況を一覧で確認したい」

 

そんな時、多くの企業では、

  • 情シスへ依頼する
  • 開発部門へ依頼する
  • SQLを書ける人に頼む

 
という流れになっています。

 

しかし、現場担当者からすると「データはあるのに、すぐ見られない」という状況が発生しています。

 

前回の記事では、データ抽出を依頼することで発生する見えないロスについて解説しました。

 

前回の記事はこちら

データ抽出を情シスや開発に依頼すると遅い理由|現場が抱える見えないロスとは

 

では実際に、SQLを書かずにデータを活用することは可能なのでしょうか?

結論から言うと可能です。

 

この記事では、現場担当者が自分でデータを活用するための現実的な方法について解説します。

 

なぜSQLが必要になるのか

まず前提として、多くの業務システムではデータがデータベースに保存されています。

 

例えば、

  • 顧客情報
  • 売上情報
  • 在庫情報
  • 受注情報

 
などです。

 

これらのデータを取り出すためには通常、SQLというデータベース操作用の言語を使います。

 

例えば

2026年6月の売上だけ見たい

という場合でも、システムによってはSQLが必要になります。

 

しかし現場担当者にとって重要なのは、SQLを書くことではなく必要な情報を確認することです。

 

■SQLを書ける人は意外と少ない

企業の中でSQLを書ける人は、

  • 開発部門
  • 情シス
  • ベンダー

 
に限られることが少なくありません。

 

一方で、データを活用したい人は、

  • 営業
  • 経理
  • 人事
  • 購買
  • 管理部門

 
など、ほぼ全ての業務部門です。

 

つまり、

データを見たい人

 ≠

SQLを書ける人

という状況になっています。

 

そのため、本来活用できるはずのデータが活用されないままになっている企業も少なくありません。

 

本当に必要なのは「検索」である

ここで考えたいのが、実際に現場担当者が何をしたいのかです。

 

多くの場合、求めているのは分析ではありません。

 

例えば、

  • A社の受注履歴を確認したい
  • 今月の売上一覧を見たい
  • 商品別の出荷状況を確認したい

 
といった内容です。

 

これは厳密には

 分析

ではなく

 検索

です。

 

つまり、必要なのは高機能な分析環境ではなく、必要なデータを簡単に探せる仕組みなのです。

 

現場でよくある回避策

SQLが使えない企業では、次第に次のような運用になります。

 

Excel化する

CSVを出力してExcelで加工する。最も多い方法です。

 

定型レポートを作る

毎月同じ形式のレポートを配布する。

 

情シスへ依頼する

必要になるたびに依頼する。

 

一見解決しているように見えますが、根本的には「必要な時に自分で見られない」問題は残ったままです。

 

SQLを書かずにデータ抽出する方法

最近では、SQLの知識がなくてもデータベースを利用できる仕組みが増えています。

 

例えば、画面上で

  • 顧客名
  • 商品名
  • 期間
  • 担当者

 
などを選択するだけで、該当データを検索できます。

イメージとしては、ECサイトの絞り込み検索に近い感覚です。

 

期間を選ぶ

 ↓

商品を選ぶ

 ↓

検索

 ↓

一覧表示

 

これであれば、現場担当者でも利用できます。

 

BIツールだけでは解決しないこともある

最近はBIツールを導入する企業も増えています。

もちろん、Power BIやTableauは非常に優れたツールです。

 

しかし、現場からは次のような声も聞かれます。

  • 分析までは必要ない
  • 一覧を見たいだけ
  • 元データを確認したい
  • データを少し検索したい

 
つまり、「分析」ではなく「検索・抽出」を求めているケースです。

 

そのため、BIツールと検索ツールは競合ではなく、役割が異なる場合があります。

 

現場主体のデータ活用が重要になる

データ活用というと、高度な分析をイメージすることがあります。

 

しかし実際には、必要な時に必要な情報を確認できることの方が重要です。

 

例えば、

営業担当者が顧客情報を確認する。

製造部門が在庫状況を確認する。

管理部門が売上データを確認する。

 

こうした日常業務の積み重ねが、本当の意味でのデータ活用です。

 

■SkyLinkという選択肢

こうした課題を解決する方法の一つとして、データ検索・抽出に特化したツールがあります。

 

SkyLinkでは、SQLを書かなくても、必要な条件を選択することでデータを検索できます。

 

そのため、

  • 情シスへの依頼削減
  • Excel運用の削減
  • データ活用の高速化

 
を実現できます。

 

まとめ

多くの企業でデータ活用が進まない理由は、SQLが書けないことではありません。

本当の課題は、必要な人が必要な時にデータを見られないことです。

現場担当者に必要なのは、高度な分析環境ではなく、必要な情報を簡単に検索・抽出できる仕組みです。

 

そのためには、SQLを習得するのではなく、SQLを書かなくてもデータを活用できる環境を整えることが重要になります。

 

次の記事では、

実際にSkyLinkでどのようなことができるのか、業務での活用イメージを交えながらご紹介します。