Microsoft 365を利用している企業の中には、

  • Power BIのライセンスを持っている
  • Power BIを使える環境がある
  • 名前は聞いたことがある

 
にもかかわらず、実際にはほとんど活用されていないケースが少なくありません。

 

「導入していない」のではなく、使える状態なのに使っていないという状態です。

 

実際に企業様からご相談をいただく中でも、

  • Power BIを契約しているが誰も使っていない
  • 導入したものの利用が止まっている
  • Excelのまま運用している
  • 何から始めれば良いか分からない

 
という声をよくお聞きします。

 

ではなぜ、Power BIは使える状態なのに活用されないのでしょうか。

 

Power BIはすでに持っている会社が多い

Microsoft 365を利用している企業では、すでにPower BIを利用できる環境が存在していることがあります。

 

例えば、

  • Microsoft Fabric
  • Power BI Pro
  • Power BI Desktop
  • Microsoft 365との連携環境

 
などです。

 

つまり、新たにシステムを購入する以前に、すでに活用できる資産を持っている企業も少なくありません。

 

■使われない会社の共通点① 「何を見える化するのか」が決まっていない

最も多いケースです。

 

Power BIを触ってみたものの、何を作れば良いか分からない状態になります。

 

例えば、

  • 売上を見たい
  • 営業状況を見たい
  • 在庫を見たい

 
という話は出るものの、具体的にどの数字を見るのかまでは決まっていません。

 

その結果、ダッシュボードだけ作って終わります。

 

■使われない会社の共通点② Excel運用に慣れすぎている

Power BIを導入しても、実際にはExcelの方が慣れているというケースがあります。

 

例えば、

  • 毎月同じ集計作業
  • 手作業のグラフ作成
  • 会議資料作成

 
などです。

 

本来Power BIで効率化できる業務でも、慣れた方法を変えないため、結果的に利用が進みません。

 

■ 使われない会社の共通点③ 最初から完璧を目指してしまう

意外と多いパターンです。

 

例えば、

  • 部門対応
  • 全システム連携
  • 全社ダッシュボード

 
を最初から設計しようとします。

 

しかし、Power BIの活用に成功している企業の多くは、

1部署
 ↓
1テーマ
 ↓
小さく開始

しています。

 

最初から大規模に始めるほど、プロジェクトは止まりやすくなります。

  

■使われるPower BIと使われないPower BIの違い

 ここが重要です。

 

・使われないPower BI

見た目重視
 ↓
数字が並んでいるだけ
 ↓
誰も見ない

 

・使われるPower BI

現場の意思決定に使う
 ↓
業務が改善される
 ↓
継続利用される

 

違いは製品ではありません。進め方です。

 

■まず確認したいこと

もし現在、

  • Power BIが使われていない
  • 活用方法が分からない
  • 導入を検討している

 
のであれば、まず確認したいのは「どのBIツールを選ぶか」ではなく「何のために使うのか」です。

 

ここが整理できると、その後の進め方は大きく変わります。

 

■BIツール導入で失敗しないために

Power BIに限らず、BIツール導入では

  • 製品比較
  • ライセンス
  • 機能

 
よりも、導入の進め方が重要になります。

 

実際に失敗する企業には共通するパターンがあります。

  

▼次に読む

Power BI導入でよくある失敗とは?|原因・対策・成功する進め方を徹底解説

 

まとめ

Microsoft 365を利用している会社の中には、Power BIを使える状態でありながら、活用できていない企業が少なくありません。

 

その原因は、

  • ライセンス不足
  • 製品不足

 
ではなく、

  • 目的が曖昧
  • Excel依存
  • 完璧主義

 
であるケースが多くあります。

 

まずは小さく始めること。そして、何を見える化したいのかを整理すること。

そこがPower BI活用の第一歩になります。