
Power BIはMicrosoftが提供する非常に優れたBIツールです。
現在では、多くの企業がMicrosoft 365を利用しており、Power BIを利用できる環境そのものは珍しくありません。
また、
- ノーコード・ローコードで利用できる
- Excelとの親和性が高い
- グラフやダッシュボードを簡単に作れる
という特徴から、比較的導入しやすいツールとしても知られています。
しかし実際には、Power BIを導入した企業のすべてが活用できているわけではありません。
むしろ、
「ライセンスはある」
「触ったこともある」
「でも活用できていない」
という企業が数多く存在します。
ではなぜ、ローコードで利用できるPower BIに活用支援サービスが存在するのでしょうか。
■Power BIの操作が難しいからではない

最初にお伝えしたいことがあります。
Power BI活用支援サービスは、Power BIの操作方法を教えるためだけに存在しているわけではありません。
実際のところ、Power BIでグラフを作るだけなら比較的簡単です。
データを読み込み、
グラフを選び、
ダッシュボードを作る。
ここまでは多くの方が実現できます。
問題になるのはその先です。
■「何を見える化するか」で止まる企業が多い

実際にPower BI活用が進まない企業の多くは、Power BIの操作で止まるわけではありません。
止まるのは、何を見える化するべきかという部分です。
例えば、
- 売上を見える化したい
- 営業状況を見える化したい
- 会議資料を効率化したい
という要望はあります。
しかし、
- どの数値を見るべきか
- 何を判断したいのか
- 誰が見るのか
までは整理されていないケースが少なくありません。
その結果、ダッシュボードは存在するのに活用されない状態になります。
■「作ること」が目的になってしまう

Power BI活用に失敗する企業には共通点があります。
それは、Power BIを作ることが目的になっていることです。
例えば、
「Power BIを導入すればDXになる」
という考え方。
しかし、Power BIは目的ではありません。
業務改善のための手段です。
本来は、
- 会議資料作成時間を削減したい
- 現場の状況を把握したい
- 経営判断を早くしたい
といった目的が先にあるべきです。
その整理がないまま導入すると、使われないダッシュボードが完成します。
■ Excelから抜け出せない企業が多い

Power BI導入後も、多くの企業ではExcel運用が継続しています。
これはExcelが悪いわけではありません。むしろExcelは非常に優秀です。
しかし、
- 毎月同じ資料を作る
- 同じ集計を繰り返す
- データ収集に時間を使う
という業務が続いている場合、Power BIの効果が十分発揮されません。
多くの企業が抱えている問題は、Power BIを操作できないことではなく、Power BIへ業務を移行できないことです。
■現場とIT部門の認識が違う

Power BI活用が進まない原因として、現場とIT部門のギャップもあります。
現場は、
「営業状況を見たい」
「売上を確認したい」
と考えています。
一方で、IT部門は、
「どのデータを連携するか」
「どう運用するか」
を考えています。
どちらも重要ですが、両者の認識が揃わないと、使われない仕組みになってしまいます。
■活用支援サービスが行っていること

実際のPower BI活用支援は、ダッシュボードを作るだけではありません。
むしろ重要なのは、
- 何を見える化したいのか
- 誰が利用するのか
- どの数値を管理するべきか
を整理することです。
そのうえで、業務に合わせたダッシュボードを設計していきます。
多くの企業では、Power BIそのものより、この整理作業の方が難しいのです。
■だから無償サンプルが有効

ここで重要になるのが、完成イメージを具体化することです。
実際、多くの企業では
「Power BIで何ができるか分からない」
のではありません。
本当に分からないのは、
「自分たちの業務でどう活用するのか」
です。
例えば、
営業会議ならどうなるのか。
売上分析ならどうなるのか。
案件管理ならどうなるのか。
こうしたイメージを実際のダッシュボードとして確認できると、Power BI活用は一気に現実的になります。
まとめ
Power BI活用支援サービスが存在する理由は、Power BIが難しいからではありません。
多くの企業が、
- 何を見える化するべきか分からない
- 活用方法が分からない
- Excelから移行できない
という課題を抱えているからです。
Power BI活用の第一歩は、ツールの機能を覚えることではありません。
自社にとって必要な情報を整理し、完成イメージを具体化することです。
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