企業システムでは、データベースから定期的に情報を抽出し帳票作成や他システム連携を行うケースが多いと思います。これらの処理を手動で実施すると作業負荷やヒューマンエラーの原因となるため、Windowsタスクスケジューラを利用して自動化する運用が広く採用されています。

 

ここでタスクとしてSkyLinkマクロファイルを活用する利点についてご提案します。

SkyLinkマクロファイルには、実行モードとして「選択モード」と「サイレントモード」があります。

「選択モード」は画面に実行する処理を並べユーザーが個別に処理を選んで検索を行うモードで、「サイレントモード」は定義されたコマンドを順にひとつずつ実行し、全ての処理が終わるとSkyLinkも終了するモードです。

データベース接続時のログイン情報やログを保存する事も可能ですので、タスクスケジューラと組み合わせることで、定期的なデータベース抽出処理を行う事が簡単に可能となります。

 

実際の業務でよく見られる3つの活用事例について紹介します。

 

事例1:毎朝の売上集計レポート作成

概要

販売管理システムのデータベースから前日の売上データを抽出し、Excelレポートを自動生成する。

処理内容

実行タイミング
 毎日 6:00

 

抽出対象
 受注テーブル
 売上テーブル
 商品マスタ

 

処理フロー

  • SkyLinkで抽出条件を設定する際に、受注/売上テーブルの売上日に「昨日」を設定したコマンドを作成し、出力先にExcelフォームを指定します。Excel出力後の処理としてBookを保存、Excelを終了すると設定したコマンドファイル、マクロファイルを作成しておきます。
  • タスクスケジューラにてSkyLinkのモジュールとマクロファイルを設定したタスクを作成します。
  • タスクスケジューラがSkyLinkを起動しマクロファイルを読み込みます。
  • コマンドを実行して売上データを抽出しExcelレポートを作成します。

利用効果

  • 担当者の早朝作業が不要
  • 売上状況を営業部門へ迅速に共有
  • 集計ミスの防止

 

 

事例2:基幹システムから外部システムへのデータ連携

概要

顧客情報や商品情報を定期的に抽出し、外部システムへ連携する。

処理内容

実行タイミング
 毎時00分
 24時間稼働

 

抽出対象
 顧客マスタ
 商品マスタ
 価格マスタ

 

処理フロー

  • 各テーブルの更新日時の条件に1時間前([!%Y-%m-%d %-H:00:00])を指定したコマンドを作成し出力先を連携用フォルダにCSVとして設定したコマンドファイル、マクロファイルを作成しておきます。
  • タスクスケジューラにてSkyLinkのモジュールとマクロファイルを設定したタスクを作成します。
  • タスクスケジューラがSkyLinkを起動しマクロファイルを読み込みます。
  • コマンドを実行して売上データを抽出し連携用フォルダへ出力します。
  • 外部システムがファイルを取り込みます。

利用効果

  • 手作業によるデータ受け渡しを廃止
  • システム間の情報同期を維持
  • 運用コストを削減

 

 

事例3:夜間のデータ分析用データ作成

概要

BIツールやデータ分析基盤向けに、大量データを夜間バッチで抽出する。

処理内容

実行タイミング
 毎日 23:00

 

抽出対象
 取引履歴
 顧客行動履歴
 アクセスログ

 

処理フロー

  • SkyLinkのコマンドにて各テーブルを取り込みフォルダにCSV出力するコマンドファイル、マクロファイルを作成しておきます。
  • タスクスケジューラにてSkyLinkのモジュールとマクロファイルを設定したタスクを作成します。
  • タスクスケジューラがSkyLinkを起動しマクロファイルを読み込みます。
  • データベースから大量データを抽出しPowerBI取り込みフォルダへ保存します。
  • 定時にPowerBIレポートが更新されます。

利用効果

  • 日中業務への負荷を回避
  • BIレポートの高速化
  • 分析データの最新化

 

 

まとめ

上記のタスクスケジューラを利用したデータベース抽出処理は、主に以下の目的で活用されています。

用途      

  • 売上レポート作成
  • 定型帳票の自動化
  • システム間連携
  • マスタや取引データの同期
  • BI・分析基盤連携
  • 分析用データの作成

 

これらの運用を自動化することにより、担当者の作業負荷軽減・ヒューマンエラー防止・データ活用の迅速化を実現できるため、中小企業から大規模システムまで幅広く採用されており、最も一般的なバッチ処理の自動化手段の一つとなります。

 

※    現在のWindows標準タスクスケジューラは高機能な反面、設定項目が多く、実行ユーザーや実行フォルダの設定ミスなど確認事項が増えがちです。

SkyLinkのマクロファイルとタスクの種類/実行時間を指定するだけでスケジューラ登録を行うアプリケーションの配布を開始しました。データベースからの抽出情報はSkyLinkマクロファイルを利用することで欲しい情報を手軽にタスクスケジューラに登録でき、毎日の定型処理を自動化し出社後すぐに各自の必要な業務を開始することが可能となります。

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